ますます高齢化が進行する我が国。私たち地方行政の現場の仕事の中でも、“健康づくり”は、とても重要なテーマです。役場には、「健康づくり課」という課がありますし、第六次横瀬町総合振興計画においては、施策の7つの柱の一つ(①人づくり②健康づくり③安全安心づくり④産業づくり雇用づくり⑤賑わいづくり中心地づくり⑥景観環境づくり⑦人の輪づくり)にも位置付けています。この“健康づくり”で最も重視している指標が65歳の健康寿命(=要介護2以上になるまでの期間)です。要介護2とは、ざっくりいうと、食事や排せつなど基本動作でも部分的に介助が必要な状態を指します。
町の65歳の健康寿命は、平成26年には、男性16.62年(埼玉県下63市町村中47位)、女性19.22年(同60位)から、平成30年の直近データでは、男性17.68年(同30位)、女性20.83年(同12位)。あまり知られていませんが、このように、横瀬町民の健康寿命は、順調に伸びてきています。
先日、「健康寿命を延ばすのに必要なことってなんですか?」と、ずっと前から健康寿命延伸に熱心に取り組んでいる鳩山町(男性健康寿命は県下1位、女性は同3位)の町長さん(小峰町長)に質問してみました。「食事・運動・社会参画の3つにつきます」というとてもシンプルな回答。私たちと基本的な考え方は一緒で、腑に落ちました。令和3年度は、感染症対策と両立できるウオーキングイベントや各種アクティブシニア施策など、健康づくりにつながる事業をたくさん計画していますので、皆様、是非参加してみてください。町では、健康づくり施策に力を入れて、健康寿命の更なる延伸を図っていきたいと思います。