何かと制約の多い緊急事態宣言下、町民の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のご協力、誠にありがとうございます。コロナに関しては、引き続き留意が必要な状況は続いていますが、春の訪れとともに、少しづつ明るい兆しも見えてきていると感じます。今回は、新型コロナウイルスワクチン接種にむけての準備の話です。
秩父地域では、一市四町（秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町）と秩父郡市医師会との間で「感染拡大に向けた取り組みに関する覚書」を1月14日に締結しました。ワクチン接種は、秩父地域一体で進める方向で準備を進めています。ワクチン接種を実際に担っていただくことになる秩父郡市医師会（医療の専門団体）は、秩父郡市で1つだけですので、仮に一市四町が別々にワクチン接種を進めるとなると、医療資源の最適配分が難しくなりますし、様々なムダが生じてしまいます。また、例えば、住所は横瀬町だが仕事は皆野町、というような方が、横瀬町でも皆野町でも秩父市でもワクチン接種が受けられるようにするというのは、住民に大きなメリットがあると考えます。ワクチン接種は大きな会場にきていただいてワクチン接種する集団接種と、通いなれたお医者さんなどから接種を受ける個別接種の二本立てで準備を進めています。
秩父地域のこの進め方、市町村を越えて地域一体での新型コロナウイルスワクチン接種は、全国でもあまり例がないとのことで、テレビなどで大きく取り上げられました。前にもこのコーナーで書きましたが、当たり前のように連携できること、実はとても価値があることで、まさに秩父地域の強みだと思っています。具体的なスケジュールなどは現時点でまだご案内できないのですが、しっかり連携して進めていきたいと思います。
