新しい1年が幕を開けました。延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック、今年も感染症の状況がいまだに不透明で開催できるかはまだわかりませんが、オリンピックに向けて、横瀬町は「アンドラ公国」のホストタウンに決定しました。
「アンドラ公国」、知らない人が殆どだと思います。アンドラ公国は、欧州の西部、フランスとスペインの国境近くにあるピレネー山脈の中、山々に囲まれた468㎢(秩父市が578㎢)、人口7万7千人の本当に小さな国です。秩父郡市の人口が約10万人ですので、それよりも小さな国です。公用語は、カタルーニャ語(バルセロナと同じ)ですが、スペイン語、フランス語も話せる人が多いようです。
またとない、東京でオリンピックが開催されるこの機会に、町の皆さん(特に子どもたち)の夢やワクワク感につながること、小さな町として等身大のお付き合いができること、治安面等リスクがあまりないこと、このあたりを条件に、良いお付き合いができそうな国を探しました。資金面は国が面倒見てくれて、パリの日本大使館等の協力もあり、アンドラオリンピック委員会とオンライン会議を実施し、横瀬町にも良い印象をもっていただいたようで、合意に至り、12月には、正式に内閣官房にて、横瀬町がアンドラ公国のホストタウンとして登録されました。
秩父地域にも似た山の中の小さな国と交流できるまたとないチャンス、是非活かしていきたいと思います。アンドラ公国は、東京オリンピックには、カヌーの女性選手1名を派遣予定とのことです。コロナ禍の状況次第ではありますが、感染症対策を万全に、そして様々な工夫をしながら、同国と良い交流ができますよう準備してゆきたいと思います。