秩父広域市町村圏組合は、秩父地域の1市4町(秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町)が共同で運営する一部事務組合です。昭和45年(1970年)に設立され、ゴミ処理、火葬、消防、水道、し尿処理など、私たちの暮らしに欠かせない重要なインフラ(生活基盤)を支えている組織です。
当組合には1市4町の5人の首長で組織された理事会があります。去る5月16日の理事会において、新たに、私が当組合の管理者に、秩父市の清野和彦(新)市長さんが副管理者にそれぞれ互選されました。身が引き締まる想いです。とりわけ今年度は、水道広域化大詰め、料金改定準備、し尿処理施設統合、救急医療安定化など、大きな課題がヤマ場を迎える年度になりますので、責任の重さを痛感します。秩父地域の強みは、1市4町の密な連携にあると思っています。他の4人の首長さんとよく連携して、コミュニケーションを密にしながら、より良い組合運営にしていきたいと思います。
私は常々、当組合は秩父地域にとってますます重要になってきている、と公言してきました。設立当初から55年の時を経て、秩父地域の状況は大きく変化してきています。そして、組合の業務範囲はますます広がってきています。組合が担う生活基盤の分野は、人口減少が進む地域にあっては、運営管理維持がとてもたいへんになってくる分野でもあります。これからの組合運営は、”今まで通り”の前例踏襲だけでは、不十分だと思います。未来に向かう秩父地域にとって、とても大事なこの組合を今よりもっと良い組合にするために、本気で向き合い、精一杯努力してゆきたいと考えます。
