横瀬町は、安全安心づくりを町政運営の重要な柱に位置づけています。今期からスタートしている第六次横瀬町総合振興計画(下期)には、目指すべき姿として、”防災、防犯、防火対策や、交通安全対策を推進し、子どもから高齢者、障がいのある方などすべての人が防災・防犯面に不安なく安全で安心に生活できる環境をつくります。”と記されています。
この中で、「防災」については、ここまで積み重ねてきたインフラ整備や災害時初動訓練の継続実施により、防災力強化は着実に図られてきていると感じます。
一方、防犯については、どうでしょうか。埼玉県の公表データに基づき、綜合警備保障株式会社(通称ALSOK)が発表した「埼玉県治安ランキング(2023年)」では、横瀬町は、埼玉県下72市区町村のなかで最も「刑法犯遭遇率が低い市区町村」となっています。つまり、現在、当町は、埼玉県で一番治安がいい自治体ともいえます。しかし、一方で、昨今のオレオレ詐欺や空き家荒らしのニュースなどを見るにつけ、とりわけ高齢化が進み、一人暮らし世帯が増加傾向にある当町では、防犯対策強化の必要性を否が応でも感じてしまいます。
そんな中、防犯対策強化に向けて、頼もしい人材にご協力いただくことになりました。7月1日から、防犯担当の集落支援員として着任いただいた須藤正弘さんです。集落支援員制度は総務省による財政支援のある制度で、須藤さんは、福手真綾さん(ITなんでも相談などで活躍中)に次ぐ、町として現役2人目の集落支援員です。須藤さんは、根古屋地区にお住まいで、埼玉県警で長らく刑事として活躍された経験をお持ちです。オレオレ詐欺や空き巣被害の対策、各施設の防犯対策、防犯のよろず相談、巡回しての地域の見守りなどで、(もちろん警察とも連携しながら)活躍していただき、さらなる地域の治安向上に繋げたいと期待しています。皆さまどうぞよろしくお願いします。