去る10月7日の日曜日、恒例の町民体育祭が町民グラウンドにて賑やかに開催されました。天候にも恵まれ、大きな事故やケガも無く、盛り上がったとてもよい体育祭だったと思います。この体育祭、客観的に見たら、実はすごい行事ではないかと考えています。理由は大きく二つあります。
1つは、参加率です。我が町は、人口8343人、世帯数は3351世帯(ともに10月1日現在)の小さな町です。対して、町民体育祭の延べ参加者数は、毎年おおむね2500人程度にも上ります。もちろん、複数の競技に出る人や複数の役割を持つ人がいますので「延べ人数」なのですが、それにしてもこの小さな町で、よくこれだけの人が参加していると思います。これはすごいことだと思います。
もう一つは、歴史です。今回は第35回町民体育祭でしたが、これは昭和59年に横瀬が村から町になったので、「町民体育祭」として35回目ということです。村の時代の「村民体育祭」から通算すると今回は実に68回目の開催になります。自治体全体での体育祭が昭和20年代から途切れること無くずっと続いているというのは、全国的にみても極めて希(まれ)だと思います。これもすごいことです。
横瀬の先輩達が脈々と築き上げてきたこの町民体育祭、私たちにとっては毎年ある普通の行事のような気がしますが、「参加率」と「歴史」において、気がつけば今や全国どこに出しても自慢できる「すごい町民体育祭」となっています。
このように「私たちには普通でも客観的にはとても価値あるもの」がこの町にはまだまだたくさん眠っているかもしれませんね。横瀬はそういう町だと思っています。