今年は、元日に大きな災害が発生するという、たいへんな年明けになりました。令和6年能登半島地震で被災されたすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。町民の皆さまにおかれましては、募金等支援のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、1月4日の仕事始め、役場職員に対して、今年は、“対話”を第一のテーマに掲げる、という話をしました。昨年12月までは、「町の声を聴く」が第一のテーマでした。後期の総合振興計画策定に向けての1,000人アンケートの実施や、「町の声を聴くプロジェクト」として、私自身も昨年6月から10月まで、各地区や団体の皆さんと計24回の集会をもち、延べ590人以上の町民の方とお話をさせていただきました。これを経て、これを一歩進めて、今年は「対話」が第一のテーマです。
コロナ禍や昨今の物価高の影響などを受けて、私たちの生活環境は、大きく変化してきています。そして、今の時代、人々の困りごとや想いは、外からは見えにくくなってきていて、深掘りしないと(対話しないと)なかなか見えてきません。また、少子高齢化が進行する中で、高齢者を中心に独居の方が増えてきていることや、コロナ禍の影響もあって地域の結びつきも徐々に薄くなってきている懸念があることなど、人々が孤立・孤独に陥りがちな状況も、今こそ対話が必要であると考える大きな理由の一つです。
“対話すること”は簡単なようで難しいテーマだと思っています。時間も必要ですし、必ず答えにつながるとは限りません。それでも、今年の横瀬町は、意識して対話を増やしていきたいと考えます。そして、「日本一相談しやすい町」に繋げていきたいと考えます。皆さまどうぞ「対話」をよろしくお願いします。