高齢者など、移動が困難な方々に買い物の機会を提供する移動スーパー。9月1日から、ウエルシアさんが運営する移動スーパー「うえたん号」が、横瀬町内を月曜日から金曜日まで、週5日走ります。販売場所は、あらかじめ各区長さんらと相談させていただき決めた町内全域7地区(根古屋、苅米、宇根、中郷、川東、川西、芦ヶ久保)にわたる45か所。1日9か所を回り、生鮮品、お弁当、冷凍食品、日用品、化粧品など(500~600品目程度)の商品販売のほか、常設モニターによるオンライン相談(例えば、薬剤師さんに相談しての医薬品の販売も可能)、また、コンビニで取り扱いできる公共料金や各種料金の支払いにも対応できます。
この事業では、移動が困難な高齢者、障がいのある方、子育て世代等に対し、買い物の機会を提供することが主眼ですが、それに加えて、住民同士の交流機会を増やすことや、高齢者等の見守りにつなげることも目指しています。ここまで、当町は数多くの官民連携事業の実績を積んできましたが、これも当町が得意とする民間活力を活かした官民連携事業といえます。
横瀬町の高齢化率は、今後も上昇する見込みです。それに伴い、移動が困難な住民の方は今後増えると想定されますので、「移動が困難な住民の皆さんの生活を支援すること」は、当町にあっては大きな課題です。移動困難者の買い物の機会をつくる手段としては、町が運営する公共交通「のりあいブコーさん号」、ネット販売や生協に代表される民間の宅配サービス、配食サービスなどさまざまな手段はありますが、この手段は、たくさんの選択肢があるべきと思っています。今回の移動スーパー「うえたん号」がそうした移動困難者の生活を助ける新たな選択肢となることに大きな期待をしていて、多大なご協力をいただくウエルシア薬局株式会社さんには、感謝しています。皆さん、ぜひ積極的に、移動スーパー「うえたん号」を利用してみてください。