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vol.95 横瀬町独自の恒例行事「25歳の成人式」

更新日: ページ番号:055047

 今年の1月28日(土)、エリア898にて、恒例の「25歳の成人式」が実施されました。「二十歳のつどい」から5年後、25歳の若者にあらためて町に集まってもらい、懐かしい同級生やかつての先生方や町長らと交流する「25歳の成人式」は、今年が7回目の開催、横瀬町独自の行事として定着してきました。

 横瀬町には、高校等はありませんので、中学を卒業した子どもたちは、ほぼ全員が町外に出ていきます。「二十歳のつどい」は、そんな町の子どもたちが久々に集まる(帰ってくる)貴重な機会です。そこから5年。20歳から25歳の5年間は、多くの人の人生にとって激動の時期になります。就職、転職、結婚、離婚、子育て開始、学習継続、一休み…などなど変化がありうる5年間。20歳よりもさらにそれぞれの人生が進んだ状態で、あらためて町に集まってもらい、町(故郷)や仲間を再認識してもらう。そんな機会をつくるために始めたのがこの行事です。

 人口減少が続く横瀬町。若者に「町に帰ってきてほしい」と思うのが本音です。でも、私は、町の都合で「帰ってこい」とは言いたくありません。それぞれの人生で、それぞれの人が、その人らしく、好きな場所(東京でも海外でも秩父でも横瀬でもどこでも)でめいっぱいチャレンジしてほしい、そして「帰ってきたくなったら、いつでも帰ってきてほしい。私たちは帰ってきたくなる町をつくって待っている。」という考え方です。目指すのは「帰ってこい」という町ではなくて「帰ってきたくなる町」です。今年の参加者の皆さん、盛り上がって「30歳でも集まろう」と話していたのを聞いて嬉しくなりました。「25歳の成人式」は、これからも大切にしていきたい行事です。

町長
横瀬町長 富田能成 

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