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vol.32 今の時代、「老人」って呼び方がしっくりこない?

更新日: ページ番号:000548

 11月15日、今年も老人クラブの米寿、喜寿祝賀会に招かれ、出席させていただきました。町長として、いろいろな会に出席する機会が多いのですが、とりわけ、小中学校の卒業式、成人式、25歳の成人式、そしてこの米寿、喜寿祝賀会など人生の節目を祝う会への出席は、いつもとても晴れやかな気分になります。

 今年の米寿は、昭和4年生まれ、同い年の有名人は、村田英雄さんやオードリーヘップバーンなど。喜寿は、昭和15年生まれ、有名人では、王貞治さん、大鵬さんらがいます。翌昭和16年が日米開戦の年、そこから厳しい戦時下の生活を経験し、終戦から戦後復興、高度経済成長の時代、バブル崩壊からはじまる平成の時代、そしてこれからの新しい時代に至るまで、まさに激動の時代を生き抜いてきた先輩方。お会いしてみると、まだまだ元気でとても「老人」と呼ぶにはもったいないような気になります。

 人生100年時代と言われます。医学の進歩等によって、これから日本人の寿命はまだまだ延びると予想されています。ある学者さんは、現在10歳の日本の子どもの半数は107歳以上になると予想しています。80歳過ぎて新しい勉強を始める人、90歳過ぎても現役でがんばる人など珍しくなくなる世の中になるかもしれません。「老人」ということばでくくってしまうのはとてももったいないような先輩方と接して、これからは年齢で人を判断するということがますます意味を持たなくなるとの思いをあらためて強くしました。

 先輩方、ご健康には留意されて、これからの人生をたっぷりと楽しんでください!

町長
横瀬町長 富田能成 
ブコーさん