皆さんは、地域おこし協力隊ということばを聞いたことがありますか?
地域おこし協力隊とは、わかりやすくいうと、人口減少や高齢化に悩む地方に、都市部から一定期間移住してもらい、地域協力活動等で活躍してもらう制度です。平成21年に総務省がつくった制度で、実際の運営にかかるほとんどの経費につき、国が面倒を見てくれるというありがたい制度です。
横瀬町も、今年度からこの制度を利用し、2人の人財に、町に来てもらっています。反響が大きく忙しくなってきた官民連携プラットフォーム事業「よこらぼ」や利用者の増えてきた旧芦ヶ久保小学校の運営管理等の分野で活動を始めてもらっています。
一人は、4月から来てくれている石黒夢積(いしぐろ むつみ)さん、もう一人は9月からの恩田雅代(おんだ まさよ)さんです。二人とも、横瀬町に地縁血縁があるわけではないのですが、横瀬町を好きになってくれて、この町のために働きたいと、応募をしてくれ、採用されました。明るくてとても行動力のある二人です。
まだまだ若いこの二人、縁のない土地に住んで、その土地のために働く、という彼女たちの人生において決して軽くはない決断をしてくれたわけです。よく思いきってくれたなあ、と感心しますし、二人の熱い思いにこちらもしっかり応えねばという気持ちになります。
数年後、二人の力が横瀬町のため(価値)になって、そして二人が「横瀬町に来てほんとによかった」と感じてくれたら嬉しいです。町の皆さん、横瀬のために身一つで飛び込んできてくれた地域おこし協力隊員をどうかよろしくお願いいたします。