令和4年7月号のこのコーナーで、エリア898の隣に新しくオープンしたLAC横瀬を取り上げ、“町民会館なども含めたこの周辺エリアが町の中心(ヘソ)として、新しい人の流れを生み出したりすることを期待しています。”と書きました。はっきりした中心のない横瀬町に中心(ヘソ)をつくる。私たちの横瀬町が持続可能な町であり続けるために、「中心地づくり」は、大変重要なテーマと認識しています。
7/11(月)、エリア898とLAC横瀬の北側に新たな施設が誕生しました。1階がガラス張りの二階建ての目を引く黒っぽい建物、「NAZELAB」(“なぜらぼ”と読みます)がお披露目となりました。NAZELAB(ナゼラボ)は、苅米地区で「森のようちえん・タテノイト」を主宰する舘野繁彦さん春香さんご夫妻が中心となり設立した一般社団法人が、日本財団の助成を受けて立ち上げた民営の施設です。いわゆる、学校でも家でもない、子どものための「第三の居場所」で、不登校など様々な状況にある子どもに開かれた学びの場であり、さらに、ここを拠点に、子どもと大人が集い、多様な学びや交流が広がる場所として期待されます。
エリア898は、役場が運営するコミュニティスペースで、スマホ教室が開催されたり、子ども達が集まって宿題をしたり、会合が開かれたり、町の皆さんに自由に使っていただけるような場所です。そこと境目がない形で、株式会社LIFULL(ライフル)さんが運営するLAC横瀬があり(こちらも、誰でも自由に使えるスペースあり)、そしてさらに、教育・子育ての施設としてこのNAZELABができました。この3つのスペースは運営主体も異なるし、それぞれ存在意義も使われ方も少しずつ異なるスペースです。その3つが境目なくつながっていて、行き来ができ、さらに多様な交流が生まれていくことを期待しています。横瀬町の中心地(ヘソ)が少しずつできてきました。ぜひ、皆さんも足を運んでみてください。