「インバウンド」という言葉を聞いたことがありますか?
もともとは「入ってくる」とか「到着する」という意味の英語なのですが、現在の日本では、「海外から日本に来る観光客」を指して「インバウンド」というのが一般的になっています。
インバウンドは、人口減少局面にある現在の日本にあって貴重な成長分野です。日本政府観光局が発表している平成28年度のインバウンド実績、訪日外国人旅行者数(推計値)は約2,404万人で前年比なんと21.8%増、5年前の2010年が800万人台ですから、いかに急速に伸びているかがわかります。政府はこれを東京オリンピックの2020年には4,000万人まで増やそうと考えています。高い目標のようですが、これまでの伸び率、これからの周辺諸国の経済成長、そして日本の観光資源の潜在力など考えれば、あながち高すぎる目標でもないと思います。
私たちの秩父地域においても、インバウンドがもたらしうる経済効果は非常に大きいため、この流れをうまくとらえて、この地域へ外国人観光客を呼び込むことはとても重要だと考えています。
2月26日に圏央道の茨城県区間が開通予定です(この広報が皆様のお手元に届く頃には開通したというニュースが出ていることと思います)。この開通により、成田空港からの秩父地域へのアクセスが格段に向上します。また、この開通で国道140号に比べて、圏央道からつながる国道299号の重要性が増すということも想定されます。
最近元気な秩父地域の観光分野が、このインバウンドの取り込みにより、さらに成長すること、地域経済の牽引役になってゆくことを期待せずにはいられません。地域で連携協力して、しっかり対応してゆきましょう!