11月16日、横瀬町老人クラブ連合会の米寿・喜寿祝賀会が開催されました。
私も出席し、まだまだ元気な老人クラブの諸先輩方と交流させていただきました。米寿(88歳)の方は昭和3年生まれ、喜寿(77歳)の方は昭和14年生まれの方が対象です。この方々を含む、現在の老人クラブの中心世代は、昭和40年生まれの私にとっては、まさに親の世代、「戦前生まれ」の皆さんです。
国際情勢が激変する戦前、混乱の戦中、ゼロからの戦後スタート、貧しい時代、高度経済成長の時代、成熟経済の時代、バブル崩壊、IT革命、などなど、戦前生まれの皆さんが歩んできた時代は、その落差の大きさ(貧しい時代と豊かな時代、戦前の価値観と戦後の価値観)、変化スピードの早さ(飛行機の無い時代からインターネットの時代まで)において、間違いなく日本史上最大の激変期だったと思います。別の言い方をすると、「戦前生まれ」の皆さんは、「日本史上、誰も経験したことのない激動の時代を生き抜いてきた人たち」と言えます。
物資の不足に耐えて我慢したこと、急激な価値観の変化に対応していったこと、一生懸命働いてこの国の奇跡的な成長を実現させたこと、そんな中で次世代をしっかりと育んでこられたこと、この世代の皆さんが歩んできた軌跡、積み上げてきた経験はこの国や地域にとって、大切な財産だと思います。
寒くなる季節です、先輩方、どうか健康に留意され、元気に新しい年をお迎え下さい。