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vol.59 よこらぼ採択No.39 川西のコミュニティースペース「さくらんぼ」

更新日: ページ番号:004033

町に様々な事業や企画や人を呼び込んで活性化させる仕組み“官民連携プラットフォーム「よこらぼ」”が、引き続き好調です。スタートから3年あまりが経過し、提案件数が124件、うち採択された事業は、70件を超えました。メディアでは頻繁に取り上げられ、2月には総務省の広報誌で紹介されるなど、知名度の向上もあってか、近時は、よこらぼがきっかけとなって、横瀬に移住して、事業を始める人もでてきました。また、その一方で、町内からも多くの事業提案があり地域活性化につながる動きもでてきています。

 川西地区の㈲サクラ住研さんの企画(よこらぼ採択No.39番)はそんな事例です。同社社長の木土昭夫さんは、地元の空き家を活用して、子どもから大人まで、誰もが気軽に立ち寄れる集いの場所を整備し、「よこぜ暮らし」の推進につなげたいと考え、よこらぼに応募されました。町は、地域の活性化につながると考え、この企画を採択し、(資金面での支援ではなく)周知宣伝面での協力をしました。

 そして、平成30年11月に16区の県道沿い(あじ岬さんの近くです)に、コミュニティスペース「さくらんぼ」がオープンしました。「さくらんぼ」の運営を主に担うのは、木土さんの娘さんで、保育士の資格も有する友里さんです。「さくらんぼ」は、とりわけ小学生に人気のスペースとなり、皆で待ち合わせに使ったり、宿題したり遊んだり、小学生中心に1年間で延べ2,200人を超える利用があったそうです。また、台風19号の夜には、不安を感じた近所の高齢者の方々などの受け入れもしたそうです。木土さん親子が一念発起してはじめた企画「さくらんぼ」は、地域にとって大切なコミュニティスペースに育ってきました。

 資金的な支援ではなくても、町としてのちょっとした協力(宣伝告知、人の紹介、会場の提供など)で、チャレンジを応援する、人の想いをカタチにする。よこらぼは、そんな仕組みです。引き続き、皆さんからの「こんなことやってみたい!」をお待ちしています。横瀬町は、これからもずっと「チャレンジを応援する町」でありつづけたいと思っています。

町長
横瀬町長 富田能成 
ブコーさん