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vol.55 台風19号の経験から~より災害に強い町へ~

更新日: ページ番号:004026

 10月の台風19号はたいへんな台風でした。まずはこの台風により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 この台風は、横瀬町にも記録的な大雨をもたらしました。芦ヶ久保の赤谷地区にある二二九沢(にふくざわ)に設置された雨量計で、10月12日(土)夜までに実に657mmの雨量を48時間足らずで記録しました。この二二九沢(にふくざわ)、変わった名前の沢ですが、この沢は、昭和22年9月に日本を襲ったカスリーン台風がもたらした大雨により、土石流が発生し、尊い人命が奪われるという災害をもたらした沢です。この時の災害を忘れないよう二二(年)と九(月)を合わせて二二九沢と名づけられました。

 今回の台風19号では、人命にかかわる災害は発生していませんが、気象庁より大雨特別警報が出され、町は命を守るための「警戒レベル5」を発令するに至るという稀にみる危険な台風となりました。

 カスリーン台風の時代と異なり、現代の気象予報は非常に正確で、ある程度事前の想定と準備ができたのは幸いでした。早めに開設した五か所の避難所(町民会館、活性化センター、総合福祉センターなど)には、計73人の皆さんが一時避難をされました。結果的には町内で人的被害や河川氾濫、大きな家屋被害はなく、ほぼ夜を徹して警戒に当たった職員、消防団など関係者はほっと胸をなでおろしました。 

 台風一過の13日(日)は、朝から職員手分けで、台風被害状況調査を実施、いくつかの道路等で大きな被害もあり、これから復旧を急がねばならない状況です。台風19号は、カスリーン台風のような人的被害は残しませんでしたが、道路など町のいたるところで大きな爪痕を残しました。そして、私たちには、非常時での対応という「経験」を残しました。この経験を糧にして、災害に強い町づくりを一層進めていきたいと思います。

町長
横瀬町長 富田能成