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vol.50 令和時代の幕開けに

更新日: ページ番号:003892

 激動の平成年間が終わり、いよいよ新しい令和の時代の幕が開きました。
 平成の時代は、世の中がより一層の複雑化、多様化が進んだこともあり、論じる人、見る角度によって、さまざまな評価がされる(評価がわかれる)時代だったと思います。

 我が国では、平成元年がバブル経済の頂点、翌平成2年からバブル崩壊が始まり、そこから経済的には「失われた20年」ともいわれる長い停滞、調整期に入りました。デフレの進行、低成長が続き、かつて世界第二位だった経済大国としての日本はもはや過去の話となってしまいました。

 経済的には「ぱっとしなかった」平成年間。日本人は相対的に「豊かにはなっていない」筈なんですが、われわれ日本人の暮らしはどうかというと、「むしろ暮らしやすい世の中になった」と感じる人もそれなりに多いのではないでしょうか。「評価がわかれる時代」の所以です。技術革新や商品・サービスの進化による「便利さの向上」に加えて、「GDPより心の豊かさが大切」とか、日本人の価値観や幸福感が平成年間で一気に多様化したことが、「暮らしやすくなった」と感じることと大きく関係していると自分は考えています。

 華やかに幕が開いた令和の時代がどんな時代になるのか?これだけ世の中の動きが複雑で、変化が早く、激しくなってくると、正確な未来の姿は誰にも予想することができないというのが本当のところだろうと思います。しかし、だからこそ、「こういう未来にしたい」という意志を込めることが大切だと思います。「未来は創るもの。その原動力は私たちの意志。」そんな想いで、新しい時代に臨みたいと思います。

町長
横瀬町長 富田能成 
ブコーさん