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vol.80 小さな町から未来をつくる

更新日: ページ番号:019210

 緊急事態宣言が明けた後、感染症対策に留意しつつではありますが、外部の方に横瀬町に視察に来ていただいたり、逆に招かれて、横瀬町のことを町外でお話しさせていただく機会が増えてきました。そんなとき、よくお話をさせていただくのが、「小さな町から未来をつくる」という言葉です。

 この葉には、二つの想いを込めています。まずは、「小さな横瀬町の未来をつくる」ということ。人口減少が続いていて、消滅可能性都市の一つに数えられている当町は、このままでよい状況ではないので、未来を変える意識、主体的に未来を創るという意志がとても大事だと考えています。激動の今の世、未来がどう変わるかは誰もわからない(社会や産業の未来もそうですし、例えばこんなコロナ禍なんて誰も予見できなかった。)。だから、未来を予見しようとするより、むしろ、未来を自分たちで創る気概で臨みたい、ということです。

 そしてもう一つは、ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、「小さな横瀬町から発信して、この国の未来をつくる」という想いです。変化の激しい時代にあっては、小さい町には大きなアドバンテージ(長所)があります。動きが早い、意思疎通がしやすい、変化に対応しやすいなどなど。よこらぼを通じて、当町が力を入れてきた官民連携の分野などでは、新しい住民サービスをつくっていくことなどは、小さな町の方が実績を積み上げやすい、ということが実感できてきました。柔軟に対応して、いち早く先進的な事例を積み上げていく。その実践がモデルになり、地域や国のやり方やあり方がかわってゆく。発信源は小さな町。

 一番大事なのは、「今」、なのは当然。どうしたらいちばんいい行政サービスが今の住民の皆さんに届けられるか。これが一番大事。でも同時に未来を見据えることも大事。たまに、そんなことを思いながら、仕事をしています。

 

町長
横瀬町長 富田能成 
ブコーさん

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