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ちちぶ農業協同組合・株式会社LIFULLと地域活性化に関する連携協定を締結しました

更新日: ページ番号:012395

~JAちちぶ横瀬支店建物を有効活用し、新たな人の流れ・交流が生まれる場づくりを進めます~

 横瀬町(町長:富田能成)と、ちちぶ農業協同組合(本店:埼玉県秩父市、代表理事組合長:滝沢祥雄、以下「JAちちぶ」)、株式会社LIFULL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、以下「LIFULL」)の三者は、町・地域の活性化に協力して取り組むため、地域活性化に関する連携協定を締結しました。

 本協定では、町、JAちちぶ、LIFULLの三者が有する資源、経験、ノウハウを活かして相互に協力し、JAちちぶ横瀬支店(秩父郡横瀬町大字横瀬1926)の有効活用等を行い、町や地域の活性化に資する取組を連携して実施することとしています。

                        締結式の様子
 (左から、横瀬町・富田 能成町長、JAちちぶ・滝沢 祥雄代表理事組合長、株式会社LIFULL・渡辺 昌宏地方創生推進部長)

 町は、第6次横瀬町総合振興計画の目標「カラフルタウン」の実現のため、町内外様々な人や企業等と連携し、町にヒト・モノ・カネ・情報を継続的に流入させるための取組みとして、官民連携プラットフォーム「よこらぼ」を5年前から実施するなど、積極的に官民連携や関係人口の創出に取り組んでいます。

 また、JAちちぶは、農業・地域産業の振興や、組合員の生活文化の向上など、様々な形で地域に貢献してきました。町の中心部に位置するJAちちぶ横瀬支店は、以前は農産物直売所も併設され(現在は別の場所に移転済み)、長きにわたって町や地域の住民に広く親しまれている施設です。

 LIFULLが地方創生推進事業として運営するLivingAnywhere Commons(リビングエニウェア コモンズ、以下「LAC」)は、LIFULLが「自分らしくを、もっと自由に」をテーマに、全国25拠点(令和3年10月27日現在)を自由に暮らし働ける場として提供し、LACに登録したメンバー(有料)がそれらの拠点を自由に利用できるサービスです。LACのメンバーは、場所を選ばず自由に仕事や生活ができ、各拠点の利用者同士、また、地域の住民等と交流することで、それぞれの知識・経験を活かし、地域の賑わいづくりや様々な課題解決に貢献しています。LIFULLは、LACの他、移住希望者と自治体・地域企業を結びつける地方移住マッチングサービス「LOCAL MATCH(ローカル マッチ)」や、地方の空き家再生に取り組む「LIFULL HOME’S 空き家バンク」を運営するなど、地方創生に関わる事業に積極的に取り組んでいます。

 JAちちぶは、令和4年2月末に、一部の相談取次業務(「ふれあいプラザ」)を除く横瀬支店の機能を本店(秩父市)に集約するにあたり、既存資産の有効活用と地域への貢献の継続の道を検討し、今般、LACの新たな拠点として有効活用することとなりました。

          JAちちぶ横瀬支店(建物右手はオープンアンドフレンドリースペース「エリア898」)

 JAちちぶは、今後も、町の中心部に位置する同建物をLivingAnywhere Commons横瀬(以下「LAC横瀬」)として引き続き有効活用し、町や地域に新たな人の流れや交流を呼び込むことで、町が進める第6次横瀬町総合振興計画の目標「カラフルタウン」を実現するための7つの施策の柱のうち主に「5の柱:賑わいづくり中心地づくり」等への貢献を通じて、JAちちぶにとって新たな形での地域貢献を行います。

 町は、同じくJAちちぶ横瀬支店建物内に位置するオープン アンド フレンドリースペース「エリア898」を利用する町内外様々な人々や、官民連携プラットフォーム「よこらぼ」などを通じて得られた関係人口とのネットワークを活用し、「LAC横瀬」を利用するLACメンバーと、町・地域住民、関係人口等の交流を促進することで、町の中心部に賑わいをつくります。「LAC横瀬」の利用者には、町の豊かな自然や観光資源等を楽しんでいただくとともに、町内外様々な人々との交流を通じ、継続的に町に関わり続けてもらえるようにすることで、新たな関係人口の創出と関係の深耕を図ります。

 「LAC横瀬」には、コワーキングスペースや交流スペースを設け、簡易的な宿泊に必要な設備も整備します。町民及び町を訪れる方たちは、「エリア898」と合わせて、仕事、打合せ、イベントや交流など、様々な用途で利用いただけます(無料、一部スペースを除く)。今後、JAちちぶが同建物の改修を行い、令和4年4月のオープンを予定しています。

<本協定の連携・協力事項>
(1)JAちちぶ横瀬支店の施設の改修に関すること
(2)改修後施設の運営に関すること
(3)同施設を活用した、町の第6次総合振興計画の推進等に資する取組みに関すること
(4)その他、横瀬町及び秩父地域全体の活性化につながる取組みに関すること

<参考>
・町とJAちちぶは、令和3年3月25日に「まちづくり及び災害時の協力に関する協定」を締結済みであり、同協定では、JA横瀬支店の有効活用などを通じ、両者が地方創生推進の取り組みに連携して取り組むこととしています。
・JAちちぶ横瀬支店の一部機能は本店に集約される予定ですが、集約後も引き続き同建物内で「ふれあいプラザ」として営業を続ける他、既存のATMも残ります。
・JAちちぶが行う「LAC横瀬」の拠点整備は、国による「地方創生テレワーク交付金」を活用して実施するものです。

■横瀬町について(URL:https://www.town.yokoze.saitama.jp/)

 「日本一チャレンジする町」横瀬町は、埼玉県の西部、秩父地方の南東部、都心から70km圏内に位置しています。産業は日本二百名山の一つに数えられる武甲山から採れる良質の石灰石を利用したセメント関連産業の他、果樹を主体とした観光農業が活発です。また、武甲山を中心とした雄大な自然景観と豊かな森林資源、そして札所をはじめとした歴史的な文化遺産を多数有していることから、東京池袋から電車で最短72分の東京近郊の観光地としても知られています。

■ちちぶ農業協同組合について(URL:https://www.ja-chichibu.jp/) 

 秩父郡市(秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町)の農業協同組合は、発足以来幾多の社会、経済環境の変化と困難に直面しながら、地域農業の振興と組合員の生活の向上を目指し、組合員の信頼と協力を得て、農協運動を行ってきました。平成8年4月からは、農家組合員の変化や、人口減少、経営規模の零細化、後継者不足等の様々な課題・ニーズに対応できる事業実施体制と機能拡充強化を図る為、8農協が合併し「ちちぶ農業協同組合」として新たにスタートしました。「豊かな自然を活かした地域社会との共生による未来農業を目指して」を経営理念とし、貯金、ローン、共済、資産管理、管内農業へのアドバイス、農作物の販売、農業資材用品の購買、葬祭などの事業を手がけています。

■株式会社LIFULLについて (東証第一部:2120、URL:https://LIFULL.com/)

 LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。
 現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。

■LivingAnywhere Commonsについて(URL:https://livinganywherecommons.com)

 LIFULLが地方創生推進事業として運営するLivingAnywhere Commonsは場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践することを目的としたコミュニティです。
 メンバーになることで、日本各地に設置したLivingAnywhere Commonsの拠点施設の共有者となり、仲間たちと共生しながら、自宅やオフィスにしばられないオフグリッド生活を体感、理想のLivingAnywhereを実現するための技術やアイデアを共創していく、刺激に満ちた環境に身を置くことができます。

<拠点一覧>
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