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札所七番の紙本着色涅槃図

更新日: ページ番号:000832
札所七番の紙本着色涅槃図
  • 町指定有形文化財(絵画)
  • 平成元年3月30日指定
  • 所在地 横瀬町大字横瀬1501番地
  • 管理者 個人

法長寺涅槃会本尊として用いられるもので、画面縦2.75m、横3.12mの大涅槃図である。北枕西面右脇下にして涅槃にはいる釈迦像を中央に、それを囲繞して悲嘆にくれる多くの仏弟子、諸王、動物たちを極彩色で描き、釈迦とそれを見守る菩薩形の七人の貴人は皆金色に彩られている。

画面は和紙15枚ほどを張り合わせ、装丁は裂地である。巻軸裏には「誓願時□古町西入町、佛繪表具師、伊勢屋忠三郎」とあり、軸棒覚書に「天明七年丁未秋」(1787)と記されている。

類例の多い涅槃図にあってその製作年・製作地が明らかであり基準作例として貴重である。

平成12年秋表具を補修し、収蔵箱を新調した。