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横瀬の人形芝居舞台

更新日: ページ番号:053001
  • 県指定有形民俗文化財
  • 令和4年3月18日指定
  • 所在地 横瀬町大字横瀬6110番地
  • 所有者 個人

・県指定無形民俗文化財「横瀬の人形芝居」は、指人形を操る、一人遣いの人形芝居。各地に出向き、公演を行ってきたため、舞台は組立て・解体ができる構造となっている。
・舞台は、本舞台(本手)、本舞台後方に設置する回り舞台、上手に設置する太夫座、下手に設置する下座(囃子町)の四つから構成される。舞台全体の幅は約7m、本舞台と回り舞台を含めた奥行きは、約3.5m。両袖の位置や角度を変えることで、会場の広さに応じ設営することが可能。
・回り舞台は、芯柱を軸として、人力で水平方向に回転させる構造。上から見ると正方形の形状をしており、四面に襖絵や板絵、障子、遠見(とおみ)(背景)を設置して回転させることで、場面転換する仕組み。人形芝居舞台に回り舞台が備わる例は全国的にも希少。
・芯柱に、秩父祭屋台を手掛けた宮大工・荒木(あらき)和泉(いずみ)の彫書や墨書がある。歌舞伎屋台としても展開する秩父祭屋台とは彫刻等の装飾や組立て・解体可能な構造、回り舞台を備えるなど、多くの共通点がある。秩父祭屋台からの強い影響がうかがえ、秩父の芸能文化を支える工匠の技が体現されている。
・民俗芸能に用いられるもので、地域的特色があり、県にとって重要。