「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。令和6年度、国内の食品ロス量は約461万トンと推計されており、日本人1人当たりの食品ロス量は1年で約37㎏となります。 食品ロスは大きく分けると事業活動を伴って発生する「事業系食品ロス」と各家庭から発生する「家庭系食品ロス」の2つに分けることができます。

そして、食品ロスの約半分は家庭から出た「家庭系食品ロス」と推計されています。主な理由は、食材の傷みや期限切れ、手つかずのままの廃棄です。また、廃棄された食品を「可燃ごみ」として処理するために、多額のコストやCO2の排出等環境への負荷もかかっています。大切な食べ物を無駄なく消費して食品ロスを減らすことは、環境負荷を減らし、家計の節約にもなります。もったいない食品ロスをみんなで減らしましょう!
家庭でできる食品ロス削減の取組
家庭での食品ロスを減らすには、「買い物」「保存」「調理」「期限の正しい理解」の4つの場面で日常的な工夫を取り入れることが効果的です。
買い物の工夫
- 在庫の撮影・確認:買い物に出かける直前に冷蔵庫内をスマートフォンで撮影し、二重買いや買いすぎを防ぐ。
- 「てまえどり」の実践:すぐに食べる食材は、棚の手前に置かれている賞味期限・消費期限が近いものから選ぶ。
- 必要な分だけ購入:まとめ買いを避け、使い切れる量だけを買い求める。
保存・管理の工夫
- 定位置管理:賞味期限が近いものや使いかけの食材は「早めに食べるコーナー」として手前にまとめる。
- 冷凍保存の活用:使い切れそうにない食材は、新鮮なうちにカットして冷凍保存や下味保存をしておく。
調理の工夫
- 食材のまるごと消費:野菜の皮や茎など、食べられる部分を捨てずにスープやきんぴらなどの料理に活用する。
- 余りもののリメイク:残った料理や中途半端な食材は、カレー、スープ、お好み焼きなどにアレンジして早めに消費する。
- 生ごみの水切り:どうしても出る生ごみは濡らさず、しっかり水分を絞ってから廃棄する。
期限表示の正しい使い分け
- 消費期限(安全に食べられる期限):傷みやすい食品に表示されるため、期限を過ぎたら食べない。
- 賞味期限(おいしく食べられる期限):傷みにくい食品に表示され、過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないため、見た目や臭いで状態を確認する。 ※いずれも「未開封」の場合の目安のため、開封後は期限に関係なく早めに使い切る必要があります。