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風しん(三日ばしか)に気をつけましょう

更新日: ページ番号:000186

全国的に風しん(三日ばしか)の感染者が増加しています。今後も更に感染が拡大する可能性もあり、注意が必要です。
(最新情報は、国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ、及び埼玉県感染症情報センターホームページから確認できます。)

このページの目次

    風しん(三日ばしか)とは

    風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。風しんウイルスは、咳やくしゃみなどを介して感染する飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染します。

    軽い風邪症状で始まり、発疹、発熱、首や耳の後ろのリンパ節の腫れるなどが主症状で、眼球結膜の充血もみられます。潜伏期間は2~3週間で、基本的に予後は良好といわれています。大人が罹ると子どもに比べ症状が重く、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛や稀に脳炎等、重篤となることもあります。

    また、妊娠初期の女性がこの病気にかかると、心臓の奇形や白内障や難聴など(先天風しん症候群)の子どもが生まれることもあります。このため、この病気に抗体のない女性は、妊娠前に風しんの予防接種を受けることをお勧めします。

    風しん(三日ばしか)の予防接種

    定期の予防接種対象者で、予防接種をまだお済でない方は、体調のよい時に医療機関に予約をして、早めに接種しましょう。

    定期の予防接種対象者と接種回数

    MR(麻しん風しん混合)予防接種として接種します。

    1期      1歳~2歳未満       1回
    2期      幼稚園等の年長児*     1回   計2回
       *2期は毎年度4月1日から翌年3月31日までに接種してください。

    風しんにかかったかどうかわからない、もしくは予防接種歴の不明な方へ

    風しんにかかったかどうか不明であったり、予防接種を受けたかどうか不明の方も、必要に応じワクチン接種を行なうことをお勧めします。(定期接種の対象外の年齢の方は、任意接種のため有料です。)

    特に、妊婦を守る観点から

    1. 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
    2. 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)

    上記に該当する方は任意での予防接種を受けることをご検討ください

    風しんの抗体価が低い人は、麻しんの抗体価も比較的低い傾向が見られることから、風しんの予防接種を受けられる場合は、麻しん対策の観点も考慮し、麻しん風しん混合ワクチンを接種されることをお勧めしています。

    身近に妊娠中の女性がいる、もしくは妊娠を考えている方へ

    生まれてくる赤ちゃんのために風しん抗体検査を受けましょう

    妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たないまたは低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。
    また、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めてください。

    埼玉県では、風しんの抗体検査の助成を行なっています。
    詳しくは下記より確認してください。
    風しんの抗体検査助成について
    (埼玉県保健医療部保健医療政策課ホームページ・外部サイト)

    風しんの流行状況と風しんの予防接種に関する情報

    国立感染症研究所感染症疫学センター(外部サイト)
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html
    埼玉県感染症情報センター(外部サイト)
    https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/masinn.html