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クマの出没情報:埼玉県ツキノワグマ出没マップ
埼玉県内のクマ出没情報をマッピングしているサイトです。(埼玉県みどり自然課作成)
※右上の「虫眼鏡マーク」をクリックして「横瀬町」と検索すると横瀬町が拡大されます。
https://www.arcgis.com/apps/dashboards/6851a59c5a76496e9c9e3b54b2e67ff9

近年、町内でクマの目撃情報が多く寄せられています。
ツキノワグマは通常人を避けますが、餌を求めて人里に出ることがあります。以下を情報から、事前対策と遭遇時の行動の参考にしてください。
ツキノワグマの生態
- 横瀬町周辺に生息しているのはツキノワグマです。胸に白い「三日月(ツキノワ)」模様がある個体が多いです。
- 雄で50~200㎢、メスで50~100㎢程度の範囲を移動します。
- 体長(頭胴長):オス:およそ 120〜150 cm(最大で180 cmほど)、メス:およそ 100〜130 cm
- 体重:オス:およそ 60〜120 kg(秋の栄養を蓄える時期は130 kgを超えることも)メス:およそ 40〜80 kg
- 感覚:嗅覚と聴覚がよく発達しており、視力は相対的に弱いです。
通常は人を避けますが、驚かせたり子グマの近くに近づくと危険です。
季節ごとの行動
- 春(3〜5月)=冬眠明けで活動開始。食べ物を求めて広く移動。
- 夏(6〜8月)=雌の行動範囲は春より狭くなり、山の中腹〜谷筋を中心に行動する傾向、雄は発情期になるため、雌を求めて広範囲を移動。
- 秋(9〜11月)=冬眠に備えて脂肪を蓄えるため、行動範囲拡大・夜間活動増。
- 冬(12〜2月)=冬眠のため、移動はしない。
※6℃前後で冬眠するため、暖冬の年は早く冬眠が明ける場合も。 - 活動時間帯:クマは基本的に昼行性だが、特に朝夕(薄明薄暮時)に活発に活動。人里に近い場所では、人との接触を避けるために夜間に活動する傾向が強くなる。
~早朝・夕方の行動は特に注意を!~
クマの活動が活発になる時間帯です。犬の散歩や農作業などで山際や林に近づく際は、特に周囲を警戒しましょう。

クマの痕跡(見つけたら近づかない)
- 糞:太く大きめで、人のものより明らかに大きいことが多い(拳大になることも)。
中身は季節で変わる(春:草・山菜、夏:昆虫、秋:ドングリや果物のかけらなど)。新しい糞があれば近くにクマがいる可能性が高い。 - 足跡:成獣の足幅はおおむね7〜13cm程度(幅)で、前足は丸く、後足は人の足跡に似た長めの形。やわらかい土では5本の爪痕が残る。
- 熊棚:木の枝を折って実を食べた痕。木の下に折れた枝や食べかすが散らばる。ブナ・ミズナラ等の実のなる木の下で見られる傾向。
- 熊はぎ(樹皮はがし):スギ・ヒノキ等の樹皮を剥がした跡でバナナの皮を剥いたような形状になる。内側の甘皮に歯の跡(細い削り痕)が残る。春〜初夏に多く見られる。
※ニホンジカの皮むきと似ているが、ニホンジカは皮が地面に散乱していることが多い。 - その他のサイン:電柱や樹幹のこすり跡(マーキングで毛が付くことも)、倒木・石のひっくり返し、ハチの巣を掘った跡など。



クマに遭わないための対策

◎観光協会HP:https://www.yokoze.org/2025/10/39454/
クマに遭遇した時の対処法

クマを呼び寄せないために地域内でできること

情報提供のお願い
クマを目撃された方は、すぐに横瀬町振興課まで情報提供していただきますようお願いします。
横瀬町役場 振興課(目撃・痕跡報告) 0494-25-0114
秩父警察署(緊急時等) 0494-24-0110