クビアカツヤカミキリは、中国、モンゴル、朝鮮半島、台湾、ベトナムに生息する2.5センチメートルから4センチメートル程度の昆虫です。主にサクラをはじめとするバラ科の樹木(モモ、ウメ等)に寄生し、6月から8月ごろに成虫になります。
繁殖力がとても強く、また、食害による枯死や倒木を引き起こすなど影響が大きいことから、現在では、外来生物法の『特定外来生物』に指定され、飼育、販売などが禁止されています。横瀬町においても、令和7年7月に被害の発生が確認されています。
クビアカツヤカミキリの特徴
- 成虫の体長は25-40mm程度。
- 成虫の前胸背板は明赤色で、他は光沢のある黒色。前胸背板の側面に頑丈なとげ状の瘤(こぶ)を一対持つ(図1及び図2の青矢印の部分)。
- 触角は黒色で、オス(図1)の触角は体長より長く、メス(図2)の触角は体長と同等か、やや短い。

クビアカツヤカミキリを見つけたら
所有する土地、施設の付近に植えているサクラ等にクビアカツヤカミキリの成虫を発見したら、まん延防止のため速やかに捕殺していただくとともに、環境課までご連絡ください。
フラスを発見した場合は、フラスの上方の幹や枝に、フラス排出孔と呼ばれる穴があります。竹串や千枚通しなど細いもので取り除き、針金等で幼虫を刺殺するか、ノズルを用いて農薬を噴射することで、樹木の内部にいる幼虫を駆除してください。
(※クビアカツヤカミキリは「特定外来生物」に指定されていることから、「持ち運ぶ」「飼う」「別の場所に放す」ことなどは法律により禁止されています。)
関連情報
クビアカツヤカミキリの生態や発見方法等の詳細については、埼玉県環境科学国際センターのホームページ、「サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”被害防止の手引(第6版)」をご確認ください。