本文へジャンプ
トップページ  > 横瀬町について  > 茂林寺の舟乗観音

茂林寺の舟乗観音

茂林寺の舟乗観音

  • 町指定有形文化財(彫刻)
  • 昭和48年1月31日指定
  • 所在地 横瀬町大字芦ヶ久保200番地
  • 管理者 総代 浅見清隆
  • 主管   茂林寺住職 大橋朗秀

 茂林寺(もりんじ)は曹洞宗、山号は神移山。本尊は阿弥陀如来を安置する。同寺は、寛文4(1664)年に火災に遭い、資料等はほとんど残っていない。
 舟乗観音は、千嶋壽氏の調査によると、もともとは日向山山中の小堂に安置されていた。舟に乗った木彫立像の聖観音で、像高87cmを測り、形態細やかな仏像である。厨子は宮殿造りの荘厳なものであり、江戸時代の高度な技術が活かされている。「安永八(1779)年江戸浅草田原町仏師三上藤□ 塗師三上喜□□□」の名が厨子に記されている。
 舟乗観音には、2枚の札の版木が附属している。2枚とも舟に乗った観音像が彫刻され、1枚には、「秩父十八番目」「見東院」「瀧見観世音」と記され、他の1枚には「秩父懺悔堂」「行基菩薩之御作」の文字と御詠歌「つみとがも きへよといのる ざんげどう 大し大ひの ちかいもれねば ただいそげ みのりのふねの いでぬまに のりおくれては たれかわたさん」が刻まれている。
 江戸-飯能-芦ヶ久保を経て秩父にはいる街道沿いにあり、札所巡礼の「手引き観音」ともいわれている。