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札所六番の紙本着色荻野堂縁起絵巻

  • 町指定有形文化財(絵画)
  • 平成元年3月30日指定
  • 所在地 横瀬町大字横瀬1430番地
  • 管理者 総代 小池初男
  • 主管   ト雲寺住職 大橋朗秀

 荻野堂の草創から札所として繁栄を迎えるまでの経緯を一巻の絵巻物にまとめたもので、その内容は、行基菩薩が武甲山に住む山姥を退散させ、万民安堵のため滝に祈ると聖観音の尊像が現れ、その姿を彫り蔵王権現社に聖観音像を安置した。後にその霊験により卜が池に住む大蛇を退散させ、その地に荻野堂を建立して、聖観音を本尊として移した。その後秩父の札所の一つとなる。悪魔変じて浄土となった、という縁起絵巻で、武甲山信仰と札所の関わりを示す興味深い資料でもある。
 詞書とその内容の図絵を交互に繰り返し、巻末には札所六番の御詠歌を記し、「天明元年(1781)辛丑初冬平塚平偽善書 瀬名源貞如畫」の款記がされている。両名の経歴等は不明である。
 全長は約11.8m、紙幅約0.28mある。伝統的な絵巻物の体裁により、秩父の一霊場の縁起を説き起こした近世寺社縁起絵巻の貴重な遺例である。