本文へジャンプ
トップページ  > 横瀬町について  > 御嶽神社里宮社務所の杉戸絵

御嶽神社里宮社務所の杉戸絵

牡丹遊蝶図

  • 町指定有形文化財(絵画)
  • 平成元年3月30日指定
  • 所在地 横瀬町大字横瀬879番地
  • 管理者 御嶽神社宮司 守屋憲太郎

 武甲山御嶽神社里宮社務所は、12畳3部屋からなり、各部屋を仕切る杉板戸に、さまざまな画題の杉戸絵が濃彩(一部墨彩)で描かれている。
 まず「菊花籬図」2面とこの裏2面は「磯に苫船図」で、これのみが障子戸の腰板に描かれている。
 これ以外の杉戸絵の「牡丹遊蝶図」2面、伊勢物語「業平東下り」4面は、筆者は不明であるが、伝統的な大和絵の技法による堅実な描写と画面構成がみられ、画風からも同一作者と考えられる。
 「老梅図」4面は、前出「業平東下り」の裏面のもので、画風は南画風。左端の杉戸の画面左上に「竹渓拙筆」の落款があるが、この経歴は明らかではない。これのみ墨彩である。
 「松に孔雀図」4面の画風は南北折衷の花鳥画、左端の左下隅に「□英其園写」の落款があるが、これも経歴は明らかではない。
 「海幸彦、山幸彦」の4面は、前出「松に孔雀図」の裏面に描かれたもので筆者不明。
 「静の舞図」の2面は、杉戸引き分けの2枚戸に描かれている。筆者不明。
 これらの作品は江戸後期におけるバラエティーに富んだ杉戸絵の遺品として貴重な価値を持つものである。