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芦ヶ久保の獅子舞

行列(白鬚神社前)

  • 県指定無形民俗文化財
  • 昭和54年3月27日指定
  • 所在地   横瀬町大字芦ヶ久保202番地3
  • 保持団体 芦ヶ久保獅子舞保存会

 獅子舞は「ササラ」と呼ばれ、竜源寺に住職として移り住んだ越後国魚沼郡妻有十日町来迎寺の生阿蓮心比丘(宝暦2年<1752>寂)という僧侶が、村越五左衛門の協力によって村の若者に伝えたといわれる。もともと大畑地区の諏訪神社に奉納されていたが、大正14年以後、村社の白鬚神社に移されて、今日に至っている。秩父市市立図書館所蔵の「松本家御用日記」に亨保2年(1717)6月15日の記述に「雨乞ささらあしがくぼより呼申候」とあり、往時、獅子舞が行われていたことが確認される。昭和初期、雨乞いで各区の諏訪神社に巡回したことがある。
 当初、獅子頭は、前出の五左衛門が江戸から買い求めたもので、十数年使用したが小さかったため、村の彫刻師浅見善次郎が大きい頭を製作し現在まで使用している。
 獅子舞は主に悪魔払い(疫病よけ)のために行われる。8月16日、幣掛りを竜源寺で舞ったあと、行列して白鬚神社に行き、幣掛り・眼忍び・蛇掛り・十文字・花掛り・女獅子隠し・竿掛り・白刃の順で奉納される。なかでも蛇掛りは珍しい。これらの舞は序の舞・本舞・歌・結びの舞で構成されている。
 獅子舞の構成は、獅子3頭(大雄・雄獅子・雌獅子)・花笠4人・道化1人・笛方5~6人・歌方(師匠)2人である。
 飯能市吾野の北川と南川に伝わる獅子舞は、芦ヶ久保から伝授したものといわれている。