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武甲山石灰岩地特殊植物群落

更新日: ページ番号:001271
武甲山石灰岩地特殊植物群落
チチブイワザクラ
  • 国指定天然記念物
  • 昭和26年6月9日指定
  • 所在地 横瀬町大字横瀬8253番地
  • 所有者 団体
  • 主な植物 チチブイワザクラ、ミヤマスカシユリ、イワツクバネウツギ、 チチブヒョウタンボク、ブコウマメザクラ、チチブヤナギ

武甲山(標高1,304m)は関東屈指の名山とうたわれる独立峰で、その秀麗な山容は多くの人々から親しまれてきた。古代から山岳信仰の霊山として崇められ、秩父札所の立地に影響をあたえたとも考えられる。現在は関東地方最大の規模を有する石灰岩体の山として知られている。

山体は東西に尾根をのばし、北側斜面に石灰岩層が発達して急峻な地形を呈し、各所に断崖絶壁をつくり荒々しい巌壁が露呈している。この石灰岩地の標高650m以上に特殊植物群落が形成されている。

石灰岩地域の植物相は他と異なり、基岩のもつ科学的・物理的・生理的要因が作用し、石灰岩植物といわれる特殊性に富んだ植物が生育している。