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札所九番明智寺

更新日: ページ番号:000699
札所九番明智寺(あけちでら)
  • 町指定史跡
  • 昭和48年1月31日指定
  • 所在地 横瀬町大字横瀬2157番地
  • 管理者 個人

明星山明智寺(臨済宗)といい、建久2(1191)年、明智禅師が堂を建てたといわれている。本尊は如意輪観音(伝惠心僧都作)である。

縁日は、正月16日と盆の16日で、安産守護の観音として、近在の婦人たちの参拝で賑わう。
札所五番の語歌堂と同時代に造られたと伝えられており、文化6(1809)年の記録では、当時の観音堂は約7m四方で語歌堂と同規模であり、荘厳なものであった。

明治16(1883)年に落雷で焼失したため、その後は民家風の仮堂であったが、平成2年に現在の観音堂に建てなおされた。

境内の東側には板碑が3基ある。これは、南東にある天狗山の裏参道(中腹)から昭和初期に発見されたものである。また、西側には宝永元(1704)年の「文塚」とよばれている道標がある。

御詠歌
めぐり来てその名を聞けば明智寺、心の月は曇らざるらむ