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外秩父丸山の眺望

更新日: ページ番号:001259
外秩父丸山の眺望(そとちちぶまるやまのちょうぼう)
  • 県指定名勝
  • 平成27年3月13日指定
  • 所在地 横瀬町大字芦ヶ久保字沼ノ久保886番4、895番4
  • 所有者 埼玉県(埼玉県県民の森 展望広場の一部 1,500㎡)

外秩父山地の南寄りに位置する丸山(標高960m)からは、三畳紀の石灰岩体である武甲山(標高1,304m)をはじめとする、中生代の付加体からなる奥秩父の山々や、新第三紀の海成層からなる秩父盆地、第四紀の堆積物からなる河成段丘群など、秩父盆地周辺の地形・地質を一望できます。

同時に、暖温帯から亜寒帯までの多様な森林植生の様子や石灰岩の採掘が進む武甲山の山容、植林地や農地、集落の広がりといった秩父の土地利用についても展望できます。また、周辺の山々や関東平野との位置関係も望めることから、流通や往来、歴史等における秩父の置かれた立地条件についても考察することができます。

これらにより、地形・地質を観察し、その成り立ちと仕組みを学び、生態系や人間生活との関わりを考えるうえで、学術的価値の高い眺望といえます。

現在、丸山山頂周辺は、埼玉県県民の森として山頂展望台や登山道が整備され、多くのハイカーが訪れています。